変形性膝関節症や外反母趾や腱鞘炎など、関節にまつわる疾患は多数ありますが、子供がかかりやすい関節の疾患と言えば肘内障です。肘内障とは、俗に「肘が抜けた」という状態です。

肘内障の原因

肘内障の原因は、肘の輪状靭帯と橈骨頭が外れて脱臼を引き起こすことにあります。成長途中の小さな子供は輪状靭帯と橈骨頭がきちんと固定されておらず、腕を強く引っ張られたりするとすぐに外れてしまいます。
重い荷物を持ち上げたり寝返りを打ったりなど、日常生活のなかのふとした動作が要因になることも多いです。

肘内障の症状

肘内障は関節に強い痛みが出て肘を曲げたり腕を上げたりすることが出来なくなります。重症化すると、肘が赤く腫れ上がったり熱感を伴ったり腕が変色したり手が麻痺したりなどの症状があらわれます。
症状が治まるまでは、アクティブに遊んだり幼稚園や小学校で運動をしたりスポーツの習い事に行ったりするのは避けた方がいいでしょう。子供は自分の体で起こっている異常を口頭で伝えられないことがありますので、周りの大人が気付いてあげる必要があります。

肘内障でお悩みの方は当院にお任せください

肘内障は癖になりやすいため、手を繋ぐときは腕を引っ張りすぎないことも大切です。もしお子様が突然泣き出して腕を使おうとしなくなったり、触られるのを嫌がるようであれば当院にお越しください。